う~ん…天気が悪い!
なかなかスッキリと晴れてくれませんが、それなりに北海道を楽しんでおります。
そんな106日目から110日目の模様をお届けいたします。
2017年7月17日(106日目)
いよいよ稚内から南下していきます。
その前にちょっと北上!
宗谷岬(北海道稚内市)
ついに自分のバイクで日本最北端の地までやってくることができました。
沖縄本島の喜屋武岬に到達したのが4月17日。それからちょうど3か月後に最北端に辿り着きました。
ここまでの途中でエンジン不調のトラブルがありましたが、無事故で旅をすることができました。
この調子で帰宅を目指したいですね!
宗谷丘陵(北海道稚内市)
絶景が広がるはずの宗谷丘陵を走っていると…
ちーん…雨です。小雨が降ってきました。
視界も悪く慌ててレインウエアを羽織る始末。
オロロンラインも含めて道北は天候に恵まれなかったので、いつかリベンジしに来ようと思います。
この日は網走まで走ろうと考えていましたが、雨が降ってきたことに加えて気温も15度を下回る寒さに心折れました。
途中の興部の道の駅にある無料のライダーハウスで宿泊としました。
客車を改装したライダーハウスで、約10人が雑魚寝することができます。
コンセントや洗濯機も付いているのですが、夜はかなり冷え込みました。
2017年7月18日(107日目)
列車ライダーハウスを出るときも細かく霧雨が降っていました。
それでも前に進みたかったので、この日こそは網走を目指します。
網走監獄(北海道網走市)
網走に来たら監獄を見ていかないと!
北海道開拓時代に地獄のような重労働を強いられた重罪人たちの受難の歴史が展示されていました。
こうして楽しく北海道をツーリングできるのは、彼らが森を切り拓いて道を通したからなんですね…
ちなみに「網走刑務所」とナビに打ち込むと現役で本物の刑務所に案内されます。
正解は「網走監獄」だそうです。
この日の宿泊は斜里町のクリオネキャンプ場内のライダーハウス。北海道三大沈没宿のひとつです。
ここで稚内のライダーハウスでお会いしていた面々に再会して、初めて来たのになんだか帰ってきたような感覚。
そして、敷地内でキツネにも会うことができました。
2017年7月19日(108日目)
沈没の誘惑を断ち切ってクリオネを6時半に出発。
目指すは知床半島です!
知床五湖(北海道斜里郡斜里町)
今回の北海道編で最も楽しみにしていたイベントのひとつが知床五湖でのネイチャーツアー参加でした。
知床の深い森をガイドに解説してもらいながら3時間かけて歩きます。
立ち止まってみると、樹にヒグマの爪痕が深々と残されていました。
この爪痕は地上3~4mの高さまで残っていました。木の上にも逃げ場はありませんね。
楽しそうにさえずる野鳥を観たり…
自生しているユリを眺めながらツアーは進みます。
天気は絶好調。羅臼岳などの山並みが臨めました。
しかし、自分たちの直後を歩いていた班がヒグマに遭遇してツアーは中止に。
前進退出となってコースの後半3分の1はノンストップで歩く事態となりました。
直接ヒグマを見ることができなかったのは残念にも思いますが、森の王者が凄む大自然の中を歩く経験ができました。
知床峠(北海道目梨郡羅臼町&斜里郡斜里町)
こんなに天気が良いのなら知床峠も綺麗だろう!と張り切って峠越えです。
…(;´∀`)
羅臼側が真っ白です。
一番ひどいときは有効視界が5mほどになって、道が見通せないし、霧の中から対向車が急に飛び出してくるように感じられるし…と恐怖体験をしてきました。
とりあえず、そんな知床峠で一枚撮ってきました。
そして、寒い寒い!
体感温度は5度近くだったかもしれません。中にウルトラライトダウンを着て、ライダージャケットの上にヤッケを着ても寒かったです。
熊の湯温泉が非常に気持ちよく感じられました。
道の駅知床・らうす(北海道目梨郡羅臼町)
しばれた身体を温泉で温めた後はお腹を満たします。
さすがに知床に来たらこれを食べたくなります。
どーーん!
北の海のルビーや!
ちょっと高かったけど、美味しかったので良し!
開陽台(北海道標津郡中標津町)
この足で開陽台にも行きました。
どんよりと曇っていたので、ちょっと眺めは残念。
けれども、見渡す限りの地平線は圧巻です。地球が丸いのを感じられました。
きっと晴れた夜は星が綺麗に見えるんだろうなぁ。
この夜は標津町の民宿で宿泊しました。北海道に来てから初めて個室で寝ます。
ライダーハウスは格安で泊まれますし、色々な方とお会いできて楽しいのですが、やはり連日になると心身の疲れが溜まってしまいます。
そのため、休憩の意味も込めてこの日は個室で寝られる場所にしました。
それが大正解。
女将さんは優しいし、コンビニは近いし、気付いたら寝落ちして翌朝までぐっすりと眠ることができました。
2017年7月20日(109日目)
起床して朝食を食べてもルートが決められません。
翌々日から3日間の雨予報が出ているので、それまでに安心して沈没できるスポットにたどり着く必要があります。
悩んでも答えが出ないのでとりあえず出発です。
野付半島(北海道標津郡標津町&野付郡別海町)
地図で見て楽しそうな地形だったので立ち寄ってみた野付半島。
予想以上に世界の最果て感が漂っていました。
あと、喉元が赤くて綺麗な野鳥を見かけました。
ノゴマの雄でしょうか?だとすれば、北海道に繁殖のために飛来してくる渡り鳥だそうです。
天に届く道(北海道斜里郡斜里町)
この日のルートを悩んで悩んで、野付半島で考え付いた結論はクリオネに戻ることでした。
結局、沈没するという(笑)
で、清里町の道の駅でクリオネ連泊組と合流して天に届く道に行きました。
走っていると気づかなかったのですが、地平線まで一直線に道が続いています。
そして、ロケーションが良かったので撮影大会を始めてみました。
絵になりますね!
夜はクリオネで焼き肉大会。大量のお肉と野菜で盛り上がりました。
北海道は野菜のレベルが高いんです。道の駅やスーパーで売っている野菜が本当に美味しくて驚きました。
今は黄色いミニトマトのアイコという品種にハマっております。
2017年7月21日(110日目)
天気が良いのはこの日まで。クリオネを拠点に美幌峠を目指しました。
美幌峠(北海道網走郡美幌町&川上郡弟子屈町)
天気は晴天。久々に気持ちの良い天気でツーリング日和なのですが、道中の電光掲示板に「美幌峠 視界不良」の文字が…
なんでこうなる…orz
美幌峠の周囲半径3㎞だけが真っ白な霧に包まれていました。
もちろん湖面は見えず。
さくらの滝(北海道斜里郡斜里町)
舞鶴港でフェリーを待っているときにお話ししていた方からオススメされていたスポットがさくらの滝でした。
サクラマスが遡上して高さ3.7mの滝を命がけのジャンプで登ります。
何度も何度もチャレンジして、成功すると思わず歓声が上がります。
サクラマスが飛ぶ条件は気温が温かくなっていることだそうです。そのため、晴れた日の午後が狙い目とのこと。
また、駐車場までの約700mがダートなのですが、フラットではあるものの締まっていません。
正直、VTRで走ったらかなり怖い思いをしました。
しれとこ斜里ねぷた祭り(北海道斜里郡斜里町)
この夜は斜里町のねぷた祭り。本家の弘前市から伝授された伝統と技能を堪能することができました。
厳かに「ヤーヤードー」の掛け声とともに運行されていました。
さて、これからは根室、釧路、帯広、札幌…と移動していきたいと考えています。
天気予報と相談しながらマイペースで進んでいくつもりです。
特に帯広は美味しいものがたくさんあるようなので楽しみにしています。
あと心配なのはタイヤがだいぶ擦り減ってきたことですね。札幌で交換しようと思います。
ではでは…