大将がゆく

写真を撮ったり、イラストを描いたり……日本一周の旅をした主夫の日記帳

松焚祭(大崎八幡宮 – 宮城県仙台市)

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気付けば平成も残り100日を切っていました。

『暖冬とか言ってたくせに、しっかり寒いじゃねーかよ…』と愚痴りながら向かったのは宮城県仙台市の大崎八幡宮。「松焚祭(まつたきまつり)」を見に行きました。

今年も良い年でありますように!

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祭事に取り組む人の後ろ姿、カッコいいですよね

いわゆる「どんと焼き」のことで、小正月には「どんと祭」と称して宮城県内各地の神社で正月飾りなどのお焚き上げが行われています。

しかし、市の無形民俗文化財にも指定されている大崎八幡宮は少し特別。江戸時代から続く「裸参り」が行われるのです。

裸参りの参加者は白いサラシに身を包み、提灯と鐘を持って市内各所から大崎八幡宮の御社殿を目指します。また、私語を慎むために「含み紙」と呼ばれる紙を口にくわえていました。

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裸参りで冷えた身体を御神火が温かく迎えていました

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御社殿に向かう参道にて。含み紙を口にくわえ、一団は静寂と緊張感に包まれます

正直、地元テレビ局はこぞって中継をするくらい注目のイベントですし、かなりの人出でロクに御神火には近付けないだろうと思っていました。

でも、ちゃんと前の人に続いて進めばしっかりと火に当たることができました。裸参りの列が途切れると、一般参拝客も古神札を投げ込んで燃納するので、その流れに乗ればいいのです。

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自分で投げた古神札が燃える様子を撮影する人が多数

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境内では外国語も聞こえてきました。日本でのお正月を楽しんでくれたら、と思います

熱波を感じるくらいに近付けましたし、これで無病息災・家内安全のご加護を得られたと思います。

ちなみに、今年は初詣でも大崎八幡宮に参りましたが、おみくじは大吉でした。

なんか2019年は調子が良さそうです。

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今年も良い一年になりますように!